該当者なし
氏 名 | 所属・職名等 | 主題及び副題 |
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河野辺 貴則 | 東京都調布市立富士見台小学校主任教諭 | 参加型人権学習「ランキング」における学習者の認識形成過程に関する実践研究 |
楠井 晴子 | 大阪府東大阪市立孔舎衙小学校教諭 | 自己の内面を表現する意欲と生きる力を育成する思春期の子どもの生活を基盤とする「生活のうた」づくり実践 ~日本の伝統音楽の要素を用いて~ |
氏 名 | 所属・職名等 | 主題及び副題 |
---|---|---|
西井 孝明 | 三重県立稲葉特別支援学校主幹教諭 | 特別支援学校における支援体制の強靱化に向けた取り組み ~特別支援教育コーディネーターを中心とした「チーム稲葉」の実践~ |
この度,栄誉ある辰野千壽教育賞を受賞できましたことを大変光栄に思っております。
私の恩師との出会いは,東京都で開催された人権教育の研修会の際に訪れました。研修会でのご講演に感銘を受け,上越教育大学大学院で学ぶことを熱望し,私の人権教育における実践的な研究活動がスタートしました。大学院で参加型人権学習の理論を学ぶことによって,研究者や関係機関等の営みによって学問が発展してきたことを実感すると共に,教員が教室で授業を実践することは,先人たちの叡智の積み重ねによって与えられた機会であることに気付かされました。そして,人権教育における理論と実践を往還させていく実践的な研究を蓄積していくことが,現職教員である私のライフワークとなり,学校教育の実践の場から様々なことを学ばせていただきました。
今回の受賞へと導いてくれた恩師との出会いや教育に携わる方々の叡智と努力,そして,研究活動に協力していただいた方々に感謝することを忘れずに,これからも努力を重ね,精進して参りたいと思います。
上越教育大学が創立40周年をむかえる節目の年に,第11回辰野千壽賞優秀賞を頂くことになり,たいへん光栄に思っております。
私は,子どもたちがつくる「生活のうた」に魅せられて,これまで赴任した小,中,高等学校で実践研究を続けてきました。
かつての日本人にとってのうたは,人が人らしく生きていくために必要な,非常に大きな表現手段でした。生活の中で生まれてくる愚痴や喜びなどといった感情や,言葉では言えない,率直な本音もうたをうたって表現してきました。
このような,人が人らしく生きていくためのうたが本来持つ機能を,今を生きる子どもたちひとり一人の手に取り戻してやりたいと思ったことから本実践研究はスタートしました。
信念をもって,こつこつと積み上げてきた実践研究を,このような形で認めて頂き,感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の賞は,約10年間に及ぶ実践研究の中で,数えきれないくらいたくさんの「生活のうた」をつくってうたってくれた子どもたちと共に頂きたいと思います。
この度は,上越教育大学創立40周年の記念の年に,栄誉ある第11回辰野千壽教育賞を受賞できましたこと,大変光栄に思います。また関係者の皆様に深謝申し上げます。
兵庫教育大学大学院では,障害児教育について探求することの奥深さを学び,筑波大学大学院では,特別支援教育による授業改善に基づく実践的研究の素晴らしさを学びました。常に研究する姿勢を胸に留め,特別支援学校に勤務し25年,現任校14年の勤務において,全学部で実践を追求し,特別支援教育コーディネーターの際には,地域との連携を深め,チーム学校として校内外の支援の強靱化を推し進めて参りました。
現在は,主幹教諭としての立場から,高い専門性を維持するための校内組織の在り方とキャリア教育の実践的研究を進めています。
受賞は,大学院の恩師のご指導と,何よりも支援を必要とする子ども達との出会いに導かれしものと感じております。これを励みに更なる研鑽を積み,特別支援教育の未来に貢献したい所存です。
10月6日(土)に開催された上越教育大学創立40周年記念式典において,第11回辰野千壽教育賞の表彰を行い,本学の川崎直哉学長が,優秀賞を受賞された河野辺貴則氏,楠井晴子氏,奨励賞を受賞された西井孝明氏に,その栄誉を讃え,賞状を授与するとともに,副賞を贈呈しました。
式典には,辰野千壽教育賞選考会議に学外有識者として参画いただいた一般財団法人教育調査研究所理事長の新井郁男様(選考会議議長),新潟日報社上越支社長の木村隆様,特定非営利活動法人上越地域学校教育支援センター理事の小林毅夫様及び新潟工科大学教授の髙田喜久司様にも御出席いただきました。
左から,髙田喜久司様,木村隆様,川崎学長,河野辺貴則氏,楠井晴子氏,西井孝明氏,新井郁男様,小林毅夫様,梅野理事
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