氏 名 | 所属・職名等 | 主題及び副題 |
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山之内 幹 | 鹿児島県立鹿児島聾学校教諭 | 特別支援教育における指導記録の生かし方と教材・教具の開発 |
氏 名 | 所属・職名等 | 主題及び副題 |
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伊佐 貢一 | 魚沼市教育委員会学校教育課学習指導センター統括指導主事 | 教育実践の基盤となる自治的な学級集団の育成 -ソーシャルスキル教育と自治的な学級集団づくりの研究を中心に- |
辰野千壽教育賞最優秀賞という権威ある賞をいただき嬉しく,光栄に思います。
33年間,特別支援教育に関わってきました。その間,忠実に守ってきた2人の恩師(故人)の言葉があります。一つは学生時代,医師であった教授から言われた「記録をとることは医学でも教育でも大事だよ。初めての事例であってもちゃんと記録を残しておけば,同じような事例が後から2例,3例と報告された時に新たな発見や知見につながることもある」。二つ目は初任校で仕えた校長の「教員は転勤がある。赴任した学校で出会う子どもたちはそれぞれ異なる課題や問題を抱えている。それを解決するのが教師の役目だ」という言葉でした。
記録をとること,赴任した先々で出会った子どもたちの課題を解決すること。この二つのことを忘れず,教育実践を行ってきました。またこれからも続けていきます。
この賞を2人の恩師と,現場で共に悩んできた同僚と保護者,そして向き合ってきた子どもたちといただきたいと思います。
第10回辰野千壽教育賞優秀賞を受賞することができ,たいへん光栄に思います。学級集団の状態を良好に保つことが,教育実践の基盤になると考え実践的に研究を続けてきました。その過程で,学級づくりは学級担任に任せる部分と,学校体制で支援する部分が必要であると考えるようになりました。学校体制の取組として,ソーシャルスキル教育や学級づくりスタンダード等について提案してきました。
今回の応募に際し,自らの研究や教職キャリアを振り返りました。教育課題に直面したとき,地域に上越教育大学という研究機関があったことで,教育実践論文の投稿をはじめその時々の立場で学びを継続しながら解決の糸口を見つけることができたと思います。上越教育大学の地域貢献活動に改めて感謝し,受賞を機に更に歩みを進めていきたいと思っています。
9月29日(金)に,辰野千壽教育賞選考会議に学外有識者として参画いただいた一般財団法人教育調査研究所理事長の新井郁男様,新潟工科大学教授の髙田喜久司様及び新潟日報社上越支社長の夏井陽三様から御出席をいただき,第10回辰野千壽教育賞授与式を開催しました。
当日は,最優秀賞を受賞された山之内幹氏(鹿児島県立鹿児島聾学校教諭)にその栄誉を讃え,賞状を授与するとともに,副賞を贈呈しました。優秀賞は,伊佐貢一氏(新潟県魚沼市教育委員会学校教育課学習指導センター統括指導主事)が受賞されました。
前列左から,夏井陽三様,新井郁男様,伊佐貢一氏,山之内幹氏,川崎学長,髙田喜久司様,梅野理事
後列左から,岩﨑教授,阿部教授,大庭理事,越教授,廣瀬教授,石野教授
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