氏 名 | 所属・職名等 | 主題及び副題 |
---|---|---|
水谷 徹平 | 新潟県長岡市立 脇野町小学校教諭 |
リアルな現実をみつめ,思いや考えを深めるいのち教育の実践 ~9歳半の節以降の小学生児童の表現行為を視点に~ |
氏 名 | 所属・職名等 | 主題及び副題 |
---|---|---|
長田 洋一 | 愛知県碧南市立 大浜小学校教諭 |
発達障害児の集団適応を促進する校内支援体制づくりを目指して -ADHD児に対して全職員の共通理解を図り,協力を呼びかけた事例- |
この度は栄誉ある辰野千壽教育賞最優秀賞を頂き,大変光栄に思っております。自分自身が経験した白血病闘病から,小学校現場においてどのようにいのち教育を具現していくかを考え,試行錯誤をしながら教育活動を行ってきました。直接いのちについて考えるだけでなく,現実の社会や地域のさまざまな人,もの,こととかかわり,思いや願いを表現してかかわっていく経験そのものが,子どもがいのちを輝かせて生きていくことにつながるのではないかと実践を行っているところです。
上越教育大学附属小学校勤務の際には,本学の先生方から多くのご指導やご指摘を頂きながら実践を重ねたり,上越教育大学教育実践研究での論文執筆や教育実践研究発表会での質疑を通じて知見を深めたりさせて頂いて,本受賞につながりました。
今後とも,子どもに寄り添いながら,変化の激しい社会の中で豊かに生きていく子どもを育むことができるよう,実践を重ねていきたいと思います。
この度は栄誉ある辰野千壽教育賞をいただくことができ,大変嬉しく思っております。
本研究は,発達障害児の集団適応を目指し,通級指導担当教員および特別支援教育コーディネーターの立場から「学級担任に対するコンサルテーション」「通級指導教室における個別指導」「校内委員会における教員間の共通理解と連携」の3つの策を講じたところ,対象児童の級友との対人関係が改善され,自信が回復するまでの経緯を報告しました。
発達障害児に関する実践および研究は,今から14年前に小学校に勤務しながら夜間大学院へ通い,学習障害児をテーマに修士論文を作成した時から継続して取り組んできました。その間,大学教授をはじめ,多くの先生方からご教示いただいたことが今回の受賞につながったと考え,お世話になった方々への感謝の気持ちでいっぱいです。
現在は教員の傍ら再び大学院(博士課程)に在学し,修行を積んでいる身であります。この賞を励みに,学位論文の完成を目指し,さらに精進努力を重ねていきたいと思います。
10月2日(金)に,初代学長の辰野千壽先生,選考会議に学外有識者として参画いただいた(財)教育調査研究所理事長の新井郁男様及び新潟日報社上越支社長の夏井陽三様から御出席をいただき,第8回辰野千壽教育賞授与式を開催しました。
当日は,最優秀賞を受賞された水谷徹平氏(新潟県長岡市立脇野町小学校教諭)にその栄誉を讃え,賞状を授与するとともに,副賞を贈呈しました。なお,優秀賞は,長田洋一氏(愛知県碧南市立大浜小学校教諭)が受賞されました。
前列左から,夏井陽三様,佐藤学長,長田洋一氏,水谷徹平氏,辰野千壽先生,
新井郁男様,西村理事
後列左から,松田教授,林副学長,立屋敷理事,太田理事,中山教授,松沢教授
サイトマップを開く