最優秀賞:該当者無し
氏名 | 所属・職名 | 主題及び副題 |
---|---|---|
上農 肇 | 石川県立いしかわ特別支援学校 教諭 |
安全感と気づきと自己効力感とを重視した
心理教育的援助サービスの展開 |
東野 裕子 | 兵庫県西宮市立高木小学校 教諭 |
プロジェクト型外国語活動の実践と評価
-学級担任による課題解決型の言語活動を通して コミュニケーションに対する積極的な態度の育成を図る- |
第3回辰野千壽教育賞の優秀賞にお選びいただき,深謝申し上げます。
教育研究にはエビデンスが求められますが,教育が人と人との営みである以上,実践にあたっては同時にナラティブへのまなざしを欠かすことはできません。受賞対象の教育実践は内留以後の十数年に亘る様々な学校・教育相談機関での一連の相談活動なのですが,今回その実際を見直し,事例を通して学んだことを纏めさせていただきました。実践を振り返ってみると,相談担当者として,エビデンスとナラティブ両者へのほどよいバランス感覚が必要であることが分かりましたが,その根っこには大学院での担当教官の研究と臨床への姿勢が大きく影響したことを強調しておきたいと思います。
今後とも大先達である辰野先生のお名前を冠したこの栄えある賞に恥じぬよう,更に研究と実践を深めていきたいと考えています。
このたび,栄誉ある辰野千壽教育賞を受賞できましたことを光栄に,また,大変嬉しく思っております。
2002年に大学院で「小学校英語」に関する研究を始めて以来,一貫して課題解決的な(プロジェクト型)英語活動・外国語活動の実践を進めて参りました。多方面での発表や授業公開の中で,当時の指導教官をはじめ,多くの方々からご指導や実践についてのコメントをいただきましたことが,今回の受賞につながったと考えており,感謝の気持ちでいっぱいです。
単元の最初に課題(タスク)があり,その課題に対するゴールを子ども達が自ら決めることで意欲や見通しを持たせ,主体的・創造的に活動させることが小学校教育課程において重要なことであると考えています。
この受賞を機会に,今後とも,子どもと共に学びを創り,子ども達が「もっとやりたい」「続きがしたい」と興味を持続できるような実践を続けていきたいと考えております。
本学の創立記念日である10月1日(金)に,初代学長の辰野千壽先生,選考会議に学外有識者として参画いただいた(財)教育調査研究所理事長の新井郁男様,新潟日報社上越支社長の渡辺英美子様,新潟工科大学教授の髙田喜久司様から御出席をいただき,第3回辰野千壽教育賞授与式を開催しました。
当日は,優秀賞を受賞された上農肇さん(石川県立いしかわ特別支援学校教諭)及び東野裕子さん(兵庫県西宮市立高木小学校教諭)に,その栄誉を讃え,賞状を授与するとともに,副賞を贈呈しました。
前列左から,髙田喜久司様,新井郁男様,辰野千壽先生,上農肇さん,東野裕子さん,若井彌一学長,渡辺英美子様,戸北凱惟理事
後列左から,林泰成教授,野村眞木夫教授,佐藤芳德副学長,藤岡達也教授,廣瀬裕一教授
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