学校教育コース 発達と教育連携領域
現代の教育が抱える複雑な課題の解決のためには、人間の成長・発達や教育という営みに関する根本的な知識・理解が必要です。加えて、科学的で実践的な課題探究の方法と態度の修得も重要です。これらについて『発達と教育連携』では、教育学や心理学の立場から、以下の3つの観点に立ち、連携・協働して問題解決にあたる力や教育実践力を身につけることを目指します。
(1) 認知的・社会的発達や学習プロセス、それを支える多様な人間関係など、子どもたちの心を多角的に探究し、発達と学習を適切に援助していくための理論と方法を学びます。
(2) 学級内における教師や子どもの人間関係、学校の雰囲気や風土、学校と家庭や地域との関係、社会環境と子どもの歴史的な変容などについて、科学的な研究手法を通して学びます。
(3) 教育を支える組織的な活動や仕組み、教育に関わる法規や制度について学びながら、協働して取り組める教職員の養成を目指します。