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祝! 教員就職率全国1位 (令和4年2月)

 例年、この時期に、文部科学省より「国立の教員養成大学・学部及び国私立の教職大学院の令和3年3月卒業者及び修了者の就職状況」が公表されます。今年も、1月31日に公表されました。

 今回公表された本学の令和3年3月学部卒業者の教員就職率は、87.9%でした。この数値は、9月末時点での状況を表したものです。卒業者から、進学者及び保育士を除いた数を母数とした就職率です。この数値には、正規採用も臨時採用も含まれます。この数値が、国立の44の教員養成大学・学部の中で第1位になりました。教員養成系の単科大学として、学生、教職員の皆さんとともに慶びたいと思います。

 私の記憶では、本学が前回第1位になったのは二十年前のことです。例年、上位に食い込むものの、なかなか第1位には到達できませんでした。学生の皆さんの努力だけの問題なのではなく、採用試験を受ける地区の教員採用者数などにも影響されますので、なかなか難しいことなのだと思います。それでも、採用試験を受験する学生さんが勉学に励み、彼らを支援するキャリアコーディネーターをはじめとする教職員の皆さんが、一丸となって、またときにはそれぞれの立場で、工夫を重ねてきたことが今回の成果であろうと思っています。今回は特に正規採用者数が増えています。

 教職大学院の方も、教員就職率は96.9%(現職教員学生を除く)で悪くない数値ですが、100%の大学院も複数ありますので、本学も、今後100%を目指して努力したいと思います。

 本学は、教育大学ですから、ほとんどの入学生の皆さんは教職を目指すわけですが、大学入学の際に「教師になる」と決意できるのはすごいことだと思います。人生のそれぞれのステージでさまざまな体験を経て、私たち人間は悩みつつ、キャリアの方向性を変えることもあります。夢を描いて大学・大学院での専攻を決めても、思うようにいかず、不本意ながら方向性を変えざるをえないときもあります。

 長い人生には本当にいろんな出来事があります。でも、私は、どんなときでも頑張るしかないのだと思っています。頑張ったからといっても、それで夢が実現するとはかぎりません。でも頑張るしかないのです。失敗したからといっても、そこで人生が終わるわけではありません。失敗して進むべき道を変えたとしても、その新しい道で頑張るしかないのです。

 「頑張れ」という言葉がけは、「これ以上どう頑張れっていうの?」というような気持ちを引き起こすことがあるから使わない方がよいと主張する人もいます。私も、特定の個人に向けて「頑張れ」とはあまり言いません。でも、自分自身を鼓舞する言葉としては使います。

 発明王のエジソンは「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」と述べました。これは、通常の解釈とは逆に、1%のひらめきがなければ努力しても無駄だと解釈されることもあるそうです。しかし、1%のひらめきに期待して、努力せずに待っていても何も成し遂げられないのではないでしょうか。ダメもとで頑張るしかないのです。

 本学が、いろいろな意味で第1位の教員養成大学・大学院であり続けるように、皆で頑張りましょう。

 

令和4年2月2日
学長 林 泰成


このページは上越教育大学/広報課が管理しています。(最終更新:2022年02月02日)

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